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もっさりシナリオブログ

もけの脚本・シナリオ等創作置き場(無断転載不可)

偶然@ケンカまたはラブシーン(ケンカを選択)

人物

相川直樹(25)会社員

小林翼(23)OL・直樹の恋人

 

○相川直樹のアパートの部屋

   相川直樹(25)が携帯電話を見ている。そこへ玄関のチャイムが鳴り、

   テーブルの上に携帯電話を置いて玄関へ向かう相川。

   ドアを開けると小林翼(23)が立っている。

相川「あ、翼。どうしたの?」

翼「見たの」

相川「何を?」

翼「とぼけないで!私見たんだから!」

相川「と、とにかくうちに入りなよ」

   翼、黙って相川の部屋に入る。後に続く相川。

相川「で、何を見たんだって?」

翼「昨日偶然有楽町で直樹を見たの…また女の人と一緒だった」

相川「なんだよ、またって」

翼「前にもあったでしょ。錦糸町で…」

相川「あれはうちの姉だって言っただろ」

翼「じゃあ今回のは誰?」

   相川ため息をつく。

相川「上司だよ。相談に乗って貰ってたんだ」

翼「ずっと一緒だったの?」

相川「ずっとってまあ、終電には間に合ったけど」

翼「そんなに相談することがあるの?」

相川「別にそんなこと、お前に関係ないだろ」

翼「関係なくないよ。相談なら私が聞いたのに」

相川「仕事のことだよ。お前わかんないだろ」

翼「私だって働いてるし」

相川「そういう問題じゃねえよ」

翼「でも前の時も…」

相川「何が前の時だよ、あれは姉だって言ってるだろ。前の錦糸町といい、

 今回といい、なんでお前は俺の居場所把握してるんだよ」

翼「ぐ、偶然だって言ってるじゃん。だいたいなんで上司に会ったこと

 私に教えてくれないの?」

相川「はあ?なんでいちいちお前に報告しなきゃいけねえんだよ。だから…」

   テーブルの上の相川の携帯電話が鳴る。

翼「出ないで」

相川「仕事の電話だよ。出るよ」

翼「今仕事より大事な話してるでしょ」

相川「いや、仕事の方が大事だし」

   相川携帯電話を持って外に出て行く。

   残された翼、自分の携帯電話を取りだしGPS付きの地図を見る。

翼「よかった、直樹まだ近くにいる」